Pere Ventura ワイナリー

こんにちは。今回は草原別荘地の庭(という名のススキの荒れ地)、およそ150坪をどのように活用するかについてお話したいとおもいます。

僕らは留学時代からの友人同士だということは以前のブログで説明しましたが、もちろん留学中は在学していた語学学校・カレッジ・大学で様々な日本人や外国人との出会いがありました。

僕らが留学していた時代はちょうどインターネットや携帯電話が世に登場した時代でしたが、自分のメールアドレスや携帯電話を持たない人もまだまだ多かったので、お別れの際におこなう住所や連絡先の交換はもちろん紙の時代ですので、いつしかその紙はどこかにいってしまい、昨今SNSで調べれば再会できる友人もいるかもしれませんが、出会ったうちの99パーセントの人たちとはすでに音信不通です・・・。こまめに連絡しない僕らの性格もありますが。

いまだに交流がある友人ももちろん僕たち以外にいるのですが、そのうちの一人にスペイン・バルセロナ近郊で家族経営のCAVA農家を営んでいる友人(以後、M君と呼びます)がおり、おそらくそれが僕らのスパークリングワインとの出会いであったとおもいます。

ちなみにCAVA(カヴァ)とはスパークリングワインのことで、フランスのシャンパーニュ地方で生産されるシャンパンと製造法が同じである一方で、産地がスペインなのでシャンパンと呼称することが許されておらず、しょうがないのでCAVA(=英語でいうCave(洞窟))、瓶詰したスパークリングワインを洞窟(実際にはちゃんと整備された地下倉庫)に寝かしておく、という工程からそう呼ばれるようになったと以前M君から聞いたので実話だとおもいます。
スペインのスパークリングワイン「CAVA」

僕(T)が一番最初にスペインのM君宅を訪問したのは1994年の夏、たしか1週間ほど彼の実家に滞在した記憶がありますが、それは当時20歳ほどであった僕にはとても刺激的な世界で、その生活や人生のスケールというか、価値観というか、とにかく新しい世界観との出会いでした。

僕より4歳ほど年上のM君は、当時彼の兄が1992年に立ち上げたワイナリー(←現在、とても大きく成長しました!ウェブサイト:Pere Ventura)の手伝いをしていましたが、実家自体がワイナリーなのでとにかく家が広く、時間に関係なくスパークリングワイン(もしくは赤白ワイン)しか飲ませてくれない、昼食から夕食が断続的に続く(おそらく休日のみでしょう、これは)、みんなよく食べて飲んでしゃべる、広大なブドウ畑でののんびり時
間を満喫など、ふつうに東京で両親とマンション暮らしであった僕は、いままで見たこともない生活環境に感動し、またこの出会いに感謝したものでした。

スペインワイン「TORRES」のブドウ畑

このような背景から、ワインやスパークリングワインのことを真剣に勉強をしたことがあるわけではありませんが、目にしたライフスタイルや風景が素敵なものであったことや、僕が実際にワインやスパークリングワインが大好きであることから、草原別荘地の庭にブドウ畑を作ってみようと考えだしたわけです。

少しのブドウがあれば、自家製のワインぐらいは作れるかもしれませんが、せっかく得たこの機会です。自分でブドウの木を育て、葡萄酒を作ってみたい、と考えるに至りました。

今回は「葡萄酒を作るという夢」のきっかけをざっくりご紹介しました。今後の活動はまた別途報告させていただきます。

ちなみに前述のPere Venturaのスパークリングワインは、楽天市場やKALDIで購入することができます!(KALDIではPoemaというブランド名で販売されています)買い求めやすい価格でとても美味しいのでぜひ一度お試し下さい。

M君の実家でのボトルの形についてのレクチャー時の写真