1618ユニットバスに146-13の大開口横すべり出し窓

これまで順調に工事が進んできましたが、現場見学中に大きな施工ミスを見付けてしまいました。なんと浴室の窓を設置する高さが図面と違ったのです!

少し背景から書きます。僕たちの別荘は南傾高台にあるのでお風呂をビューバスにするべく浴室を南側に置いています。そしてプランニング時は浴室の窓に随分とこだわりました。

通常このサイズになると引違い窓か縦すべり出し窓+FIX窓のコンビサッシが一般的なのですが、そうするとせっかく見晴らしの良い景色なのにサッシの縦框に視界を妨げられます。

当初はFIX窓にして視界問題を解決しようと考えていたのですが、やはり浴槽の窓は開いた方がいい、ということで色々と探し求め最終的にエクセルシャノンの大開口横すべり出し窓にたどり着いた経緯があります。(それでもメーカーの製作可能最大幅サイズでした)

さて、窓が解決すると次は浴槽に浸かりながら外を眺めたくなるのは当然ですね。そのためプランニング時に工務店さんと話し合い、壁の手すりを廃止して極限まで窓を下げてもらうことで合意していました。図面ではサッシの高さはフロアレベル+600mmになっています。
うちのユニットバスはLIXILのリデアで、浴槽の高さはFL+445mmです。つまり浴槽からサッシ枠までは計算上155mmになるはずです。ところが測ってみると235mmもあるではないですか!図面とじつに80mmも違います。


すぐさま工務店に連絡を入れて実地で確認をしてもらいます。すると翌日連絡があり、やはり図面通りではないのでやり直します、とのこと。

いやー外壁をやっていないこのタイミングで自分たちが見つけたから良かったものの、もう少し工程が進んでしまってから発見していたら手戻りが多いので泣き寝入りもやむを得ないことになっていたかもしれません。やはりまめに現地に足を運んで自分たちで精査するのは重要だと痛感しました。

そして不思議なことに、施工ミスの理由を聞いてもよくわからないというのです。ユニットバスを設置する業者が間違ったのではないかと言われましたが、サッシをつけるのは大工のはずです。わからないことはないでしょうに…。

ただ、こちらは迅速に修正してもらいたいのでこれ以上波風を立てるのは得策ではないと考え犯人探しをするのはやめておきました。なにやらLIXILから化粧パネルを再度仕入れて窓の部分をくり抜いて張りなおす工事が必要なので、そのパネルが到着するのを待ってサッシを設置し直します、とのこと。早く直した状態の窓を見てみたいものです。


ちなみに余談ですが、もう一つ浴室でこだわったポイントをご紹介しておきます。完全に自己満足ポイントなんですが、浴室と脱衣所の間仕切り壁に強化ガラスFIX窓オプションを付けてあります。

強化ガラスFIX窓の間仕切りオプション(養生ダンボールが邪魔ですが)

ただでさえオッサン二人の共同所有別荘にスケスケの浴室ということで、工務店の方々や大工さんにはたいそう好奇な目で見られたものですが、もちろん正当な目的があってのことです。

この壁をガラス壁にすることによって、北側の玄関から入ってきた時に視界が南側に抜けるようにしたかったんですね。雑誌モダンリビングの別荘特集によく出てくる玄関開けたら反対側の眺望まで開けてるというあれです。

こちらはいたって庶民的なサイズですが、これで開放感が得られることを狙っています。そしてそのためにユーティリティ室へのドアは開けっ放しにできるようにあえて引き戸にしています。


将来貸し出すことも考慮してこのようなプランにしていますが、自分たちもこのギミックで毎回別荘に到着した瞬間から非日常感を味わいたいものです。