さて、新宿のオスモ社で外装色の調色サンプルを頂いたあと、八ヶ岳南麓の別荘建築現場にやってきました。Kにとっては7月初旬の上棟式以来です。前回は骨組みと薄い合板一枚だけだったのがサッシも入ってすっかり家らしくなっています。

そして屋内に入り、期待の大きかったユニウッドの木製サッシとついにご対面です。ショールームなどで実物を見ずに発注したのでドキドキでしたが、予想通りの質感とヘーベシーベの操作性だったので大満足です。

ユニウッド社製ヘーベシーベ木製サッシ

ヘーベシーベ機構は重たい木製のサッシを吊り戸のように持ち上げるので、軽く触るだけでスーっと開閉することができます。あまりにも軽すぎるので、知らずに力を入れて引っ張ると怪我をしそうなくらいです。これは子供が泊まるときは注意が必要そうです。

うちは 3300 x 2300 の大開口サッシを二組並べて入れています。そしてあいだの壁が雁行していて、今はベニア板が張っていますが、ここにはFIXサッシが入る予定です。

大開口サッシからの眺めは抜群

さて、もう少し室内に目を向けます。天井は杉板張りです。室内側はなるべく節のない板を選んで張っているとのことで、さすがに綺麗に揃っていますね。室内は釘打ちせず接着剤で固着しているそうで、緑の物体は杉板が定着するまで押さえておく画鋲のようなものだそうです。


そして杉板張りはそのまま外側の軒天まで続きますが、外は釘打ちしています。ただやはり杉なのでこのままだとかなり和風な表情となります。なので軒天や梁をチーク色で塗る予定です。

ちなみに軒は深いところで2730mmあります。このおかげで夏の暑い日差しは避け、秋から春の日差しだけ室内まで届けてくれます。この軒の下はウッドデッキを敷いてセカンドリビングとして使う予定です。


次に庭に下りて建物を見上げてみます。煙突が見えますが、今はまだ屋根材を張っていないので仮置きらしく、最終的には屋根の一番高いレベルまで煙突が伸びる予定です。

建物を南側の庭から見上げる

さて見上げていて気づいのですが、建物と庭とでかなり高低差があるため南側から屋根を見ることは一切できません。また別荘地内を南に行くほど標高も下がるため、ドローンでも飛ばさない限り南側の屋根を拝めることはこの先もなさそうです。屋根にはOMソーラーのガラスパネルが並ぶ予定ですが、どうやらこの先一度もお目にかかることはなさそうです。

さあ、明日は工務店と内外装詳細打合せです。メインは内装塗装色の選定です。

夏の夕暮れと富士山