[alert]前回の記事から少し間が開いてしまいましたが、先日僕たちの別荘がとうとう完成し、引き渡しを受けてきました。ほとんど自画自賛ですが、とりあえずハイライトでご紹介します。 [/alert]

2023年11月下旬某日、よく晴れています。いつものようにシンガポールから夜行便で帰国してきたKを新宿でピックアップしてそのまま八ヶ岳へ向かいます。

草原別荘地の土地と出会ってからおよそ1年半、山梨の工務店・東京・シンガポールの3地点を結んでのリモートプランニングは本当に大変でしたが、今思えばとても楽しいプロセスでもありました。

そして今日、試行錯誤の末ようやく完成した自分たちの家を実際にこの目で拝むことができると思うとテンションが高まります。

新宿から3時間ちょっとで別荘地に到着です。いつものように八ヶ岳の山側からアプローチします。富士山を背景に僕らの別荘が見えてきました。

苦労の末ようやく決まった板張り外壁の塗装色「ラブラドールブルー三角屋根バージョン」の綺麗な色が目に飛び込んできます。想像していた通りの出来栄えです。

北側アプローチからの外観

外壁は板張りとモルタル塗りの二通りで施工しているので見る角度によって表情が異なります。順光で見ることの多い南・西面は杉板鎧張りでどことなくログハウス風、そして北・東面はリシンを吹き付けて落ち着きのある仕上がりになっています。僕たちは元々ホンカのログハウスから計画をスタートしたこともあり、山小屋の外観にもこだわったのでした。

杉板だけど鎧張りで少しログハウス風に

北側はリシン吹き付け。軒天は杉板にシッケンズのセトールHLSeを塗装

南側に回ってみます。デッキの先からすぐに斜面になっているので、どうしても建物を見上げる形になります。なので屋根にOMソーラーのガラスパネルが載っている様子も近くからは見えませんね。

南側斜面から建物を見上げる

軒の出は深いところで2730mmありますが、それでも冬は真昼でも部屋の中まで陽が差し込みます。一方でこの深い軒は夏の陽の侵入を効果的に防いでくれることでしょう。

およそ10坪強のウッドデッキはMINO社の人工デッキ材「彩木」の古木色です。しばらくは別荘使いをするので極力メンテフリーにしたく、それでも質感は限りなく木に近づけたかったので木と見紛うという噂?の彩木を採用しましたが、期待通り自然な風合いが出ていて正解でした。

人工デッキ材「彩木」経年で割れずささくれも出ないので安心して素足で歩けます


そしてもう一つ、かなりこだわった大開口木製サッシも存在感を示しています。ユニウッド社製の注文サッシで、気密性が高く、重い木製サッシも軽々と片手で操作できるヘーベシーベという機構を採用しています。塗装色はシッケンズのチーク色、3300 x 2300サイズを二組入れています。ラブラドールブルー色との対比を少し心配していたのですが、なかなか良いコントラストになっています。

ユニウッド社製木製サッシと造作ベンチ

実はウッドデッキにはもう一つ工夫したポイントがあります。それは造作ベンチコーナーです。これについては以前の記事で書いていますが、こちらが指定した通りのサイズで造ってもらえており、想像以上の出来栄えでした。

自分たちで工務店に提案したイメージパースより

プランニング中に夢想していた情景が現実のものに

外遊び用のミニ薪ストーブについては本当に楽しく遊べるのでまた別途書きたいと思います。

次は内観編をお伝えしたいと思います。