2日目の朝は霧模様。

八ヶ岳滞在中は雨さえ降っていなければ朝夕は土地を訪れてしばし雰囲気を楽しむことにしているのですが、今回の旅でKとTは短パンで草原に入るという大失敗を犯しました。

ブヨに咬まれまくりでふくらはぎあたりがパンパンに張っています・・・。雑草がなくなれば話は別でしょうが、それまでは長ズボンが必須であると思い知らされました。

さて、午後の山口工務店さん訪問まで時間があるので、今日は清里を車で回ってみることにしました。昨日も清里には行ったのですが、これまで街の風景などはさほど注意して見ていなかったので、どんなところか改めて見に行くことにしたのです。

前にも書きましたが、清里のイメージは1980-90年代にリゾート地・別荘地として栄えたもののその後ブームが去るとともに廃れていった街、という印象がとても強かったのですが、廃屋がまったくないわけではありませんが全体としては観光地として改めて評価されて、整備されつつあるようです。

八ヶ岳の東麓にあたるということで冬は雪も降り大泉町よりも寒さは厳しそうですが、全体としてゆったりとした区画に牧場やカフェ、キャンプ場、一軒宿、別荘等が点在していて家族連れや女性、友人グループ等どの層にも受けがよさそうなとてもよい雰囲気でした。

さて工務店のある須玉町へ一路ハンドルを切ります。

北杜市須玉町にある山口工務店さんの事務所を訪問する道すがら、道の駅に寄って地域の特産品の桃を買うなどお土産を調達。

到着後、こちらでも前日のドイツハウス堀内組さん訪問時と同様、工務店の山口社長とお話をさせていただきました。
こちらの工務店が建てる家はウェブサイトにも施工例がたくさんでているのでそちらを参考にしていただくとして、全般的にデザインはまとまりがあり、定住向けかなと思わせる機能的な内装、OMソーラー装備といったあたりが特徴です。

ただ、僕らにはやっぱりちょっと和モダンすぎる感じなのでそこをどうやったら洋風にできるかが目下の僕らの課題。では何をもって洋風と言うのか?は建築様式の話になるし、ちゃんとした定義があるとは思うけど…

僕らが考えていることはもっと単純で、例えばドレーキップ窓を採用するなどして窓枠を大きく見せられないか?とか内装の木材を濃い目の色にしたい、はたまた外装の木材は縦張りではなく横張りにしたい、といったようなところです。

しかし山口工務店さんの施行事例ではあまり見かけないものでもあります。なのでそのあたりが予算範囲内で叶えられそうかどうかを聞きにいったのでした。
一通り話し合いをした結果、結論としては洋風に仕上げることは十分可能ということがわかり一安心。施工事例で見つけて気になっていた洋風スタイルの邸宅の場所も教えてもらい、ホテルへの帰り道にその家の外観だけ見に行きました。

これがまたとてもすてきな家でした!こんな洋風の家もできるんだと認識した僕たちは概ねすべての要件がクリアになったので、山口工務店さんに施工をお願いする方向で検討を重ねていくことになりました。

3日目。Kがシンガポールに戻らなくてはいけない日なので完全に移動日です。草原別荘地にしばしの別れを告げ、一路東京へ。一旦T宅に寄って荷物をまとめ、改めて成田空港へ出発。

今回の旅も終わりとなりましたが、コロナ禍でろくに旅行もしていないなか、久し振りに楽しく充実した夏の休暇となりました。

色々と課題は残るものの、ここまで土地の購入から施工会社の決定に至るまで突っ走る僕たち。引き続き間取りや窓・サッシの選定を中心に検討を重ねていく必要がありますので、今後もしばらくはリモート会議によるディスカッションが続くことでしょう。