2022年12月。Kが再び(8月以来)一時帰国することになりました。いつもはTの自宅がある東京で会ってから八ヶ岳に向かうのですが、今回はKが家族とともに帰国するということで自由度を考慮してKの実家のある関西で会うことに。

Tは2泊3日でKの実家に泊めてもらい、その間に別荘の窓枠やら玄関ドア、床材等の品定めをおこなうプランです。

YKK APの大阪ショールーム

正午ごろ大阪・梅田で待ち合わせをしてショールームに向かう予定だったのですが、当日関空に到着予定のKのフライトの到着が大幅に遅れてしまい、結局14時ごろにLIXIL大阪ショールームで合流しました。

それにしても梅田は人が多い・・・当日は土曜日だったということもありますが、東京で人混みにはある程度慣れているTもちょっとびっくりするくらい混んでいました。アフターコロナになりつつあり、久しぶりにまっすぐ歩けない道のりにちょっとイライラ…

それにしても、僕らはちょっと迷惑なビジターだったかもしれません。というのも、事前に床材や大開口窓を販売している業者からサンプル材を取り寄せて色合わせのためにそれらすべてをショールームに持ち込んでキッチンの面材などとの色合わせを始めたからです・・・

「ちょっとこのあたりは混みあっているようですねえ」と言ってガイドの方が僕らを避けて他のビジターを案内している様子に少し申し訳なく思いつつも・・・いや、せっかく重たい荷物をわざわざ東京から持参して来たのだからやることはやらねば!

事前に調達した床材サンプルとシステムキッチンの面材の色を合わせているところ

ということで、上の写真のような組み合わせを何度も繰り返し、あーでもないこーでもないと悩み続け、光の当たり方で見え方が変わりどうにも判断が難しいものです。

ではなぜわざわざサンプル材を持ち込んだのかというと、普段KもTも遠隔でコミュニケーションをとっているので実際に建材を一緒に見るのは初めてです。そしてショールームにある面材の材質とマッチするかどうかも実際に合わせてみないと分からないからなんですね。結果的にこれはとても大事なプロセスで大きな成果があったと思います。

ちなみに無垢フローリング材の材種や色で悩んでいたのですが、実際にキッチンやタイルとの組み合わせを見てある程度ワイルドかつ濃い目の色で室内全体の雰囲気とのマッチングもうまくいきそうなチーク材が良さそうだと結論付けました。

しかし、僕ら以外は誰もこのようにサンプル材を持ち込んでいる人は見かけなかったのですが、そういう人は余程想像力が豊かなのでしょうか・・・。

次に玄関ドアです。


LIXILなので、と言ってよいのかわからないですが、基本は都市型住宅を想定しているモデルが多い中、なるべく草原別荘地そして僕らがイメージしている洋風外観の家と相性が良さそうなドアを探すのは簡単だったかもしれません。上の写真のほか、候補に挙げたのは2つほどしかなく、ここはあっさりと決まりました。

次に、しつこく冷たい雨が降りしきる中、少し場所を移動してYKKのショールームへ窓枠のチェックをしに向かいました。

さあここが一番難しい。窓枠は特に外観という点においてその家の印象を決定付けるため、僕らは非常に慎重に検討しています。

前回までのブログを読んでもらえるとわかりますが、窓枠が非常に重厚なドイツハウスを検討したり、窓枠に化粧枠を付けるかどうか(これはまだ継続検討中)、そして付けるならそれは何色で、枠の太さは?など検討する要素が多く、とにかく決められないでいるのです。

手前はブラックウォールナット、奥はチーク色。この日はチークが良さそうだということになったが、これは数日後に覆ることに…

YKK AP330は樹脂サッシでもちろん本物の木製サッシではないので光の当たり方次第ではどうしても不自然なテカり方をしてしまいます。

また窓枠が細すぎると吹付け壁に対してシンプルになり過ぎてのっぺりしてしまわないか?など、何度も想像しながら考えた挙げ句に「完成したらそんなに窓枠ばかりみないよね?」などと言って無理にお互いを納得させている僕らがいました。家造りって楽しいけど難しい!

その後、Kの実家に戻りいつもTを歓迎してくれる温かい家族とともに夕食(宴会)を楽しみながら未来の家に思いを馳せるのでした。